キッチン家電

電気圧力鍋と圧力鍋の違いを比較|選び方とおすすめ5選

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「圧力鍋を買おうと思ったら、電気圧力鍋というものもあって決められない」——これは調理家電を検討する方からよく挙がる悩みです。どちらも「圧力をかけて短時間で食材をやわらかくする」という点は同じですが、使い勝手はかなり異なります。

電気圧力鍋は材料を入れてボタンを押せば加圧から保温まで自動で進みます。一方、直火式の圧力鍋はコンロの火加減を自分で調整する必要がある代わりに、加熱パワーが強く大容量モデルを選びやすいという特徴があります。

この記事では SMMR LAB 編集部が、メーカー公表の仕様と購入者レビューの傾向をもとに、両者の違いを「調理の流れ」「容量」「置き場所」「後片付け」の観点で整理しました。そのうえで、アイリスオーヤマの電気圧力鍋3モデルとティファールの直火式圧力鍋2モデルを取り上げ、どんな人にどれが合うのかを具体的に比較します。読み終えるころには、自分がどちらのタイプを選ぶべきかがはっきりするはずです。

どれが自分に合う?

近いものを選ぶと、その商品の説明まで移動します。

先に結論:おすすめ早見表

  1. 1
    アイリスオーヤマ PMPC-MA2-B(2.2L)

    献立を考える負担を減らしつつ、低温調理や無水調理まで幅広く試したい方に向いています。

  2. 2
    アイリスオーヤマ KPC-MA2-B(2.2L)

    カレーや角煮など定番の圧力料理を自動で任せたい、電気圧力鍋の入門機を探している方に向いています。

  3. 3
    アイリスオーヤマ PC-MA2-W(2.2L)

    機能を絞って操作を分かりやすくしたい方、圧力鍋と卓上鍋を一台で兼ねたい方に向いています。

  4. 4
    ティファール クリプソ ミニット パーフェクト 4.5L

    火加減を自分で管理しながら、2〜4人分をしっかり作りたい方に向いています。

  5. 5
    ティファール クリプソ ミニット デュオ 4.2L

    圧力鍋を特別な道具にせず、普段の鍋としても日常的に使いたい方に向いています。

選び方のポイント

まず「火加減の調整をしたいか、任せたいか」で分かれる

最大の違いはここです。直火式の圧力鍋は、強火で加圧 → おもりが振れたら弱火にして所定時間 → 火を止めて自然放置、という手順をキッチンに立って管理します。慣れれば数分の作業ですが、加圧中はコンロから離れにくく、タイマーを見張る意識が必要です。

電気圧力鍋は材料と調味料を入れてメニューを選ぶだけで、加圧時間も圧力の抜き方も本体が管理します。レビューでも「セットして買い物に出られるのが助かる」「夕方に仕込んで帰宅時に食べられる」という声が目立ちます。予約機能や保温機能があるモデルなら、生活リズムに合わせて調理を組み込めます。

逆に「炒めてから煮込む」「煮詰めて水分を飛ばす」といった火力を使う工程は、直火式のほうが素直にこなせます。普段から料理を組み立てるのが好きな方は直火式、手間を減らしたい方は電気式が軸になります。

容量は「作る人数」ではなく「よく作る量」で決める

圧力鍋は満水容量いっぱいまで入れられません。一般に食材と水分は容量の2/3程度まで、豆類など泡立つものは1/3程度までが目安とされています。つまり2.2Lの電気圧力鍋なら実際の調理量は1.5L弱、4.5Lの直火式でも3L程度が上限のイメージです。

今回取り上げるアイリスオーヤマの3モデルはいずれも2.2Lで、2〜3人分のカレーや煮物、少量の作り置きに向くサイズです。ティファールの4.2L・4.5Lは2〜4人用とされており、大きめの塊肉やまとめ作りに対応しやすい容量です。

「毎日2人分」なのか「週末にまとめて作り置き」なのかで最適解は変わります。実際の内鍋容量や調理時の最大目盛りはメーカー公表値をあらかじめご確認ください。

置き場所と収納のしかたを事前に決めておく

電気圧力鍋は炊飯器に近いサイズの本体を常設することになります。蒸気が出るため、吊り戸棚の直下や壁際に密着させる置き方は避けたい構造です。レビューでも「思ったより存在感がある」「蒸気の逃げ道を考えて置き場所を変えた」という感想が見られます。購入前に、幅・奥行に加えて上方向の空間も測っておくと失敗が減ります。

直火式圧力鍋は使わないときは鍋として収納できますが、ふたにハンドルや圧力機構が付くぶん高さが出ます。シンク下に寝かせて入るか、ふたを別置きできるかを確認しておきましょう。IHで使う場合は対応の有無と天板サイズとの相性もポイントです。

後片付けとパーツ点数をチェックする

日常的に使い続けられるかは洗い物の手間で決まります。電気圧力鍋は内鍋・内ぶた・パッキン・蒸気口・つゆ受けなど、洗うパーツが複数に分かれます。本体は水に浸せないため拭き取りが基本です。「パーツが多くて最初は戸惑った」というレビューも見られますが、慣れると流れ作業になるという声もあります。

直火式圧力鍋は鍋とふたのみで、ふたを分解洗浄できるモデルなら手入れは比較的シンプルです。どちらのタイプもゴムパッキンは消耗品で、交換部品が入手できるかどうかが長く使えるかの分かれ目になります。

「圧力鍋以外にも使えるか」で活用頻度が変わる

購入後に眠らせてしまう理由の多くは「圧力調理をする料理が少ない」ことです。そこで、圧力以外のモードがどれだけあるかを見ておくと使用頻度が上がります。

アイリスオーヤマの電気圧力鍋には、無水調理・低温調理・温度調理・炊飯・保温などのモードを備えたモデルがあり、ガラスふたに付け替えて鍋料理や煮込みに使える2WAY仕様のものもあります。自動メニュー数が多いモデルは、レシピを調べなくても材料を入れて選ぶだけで形になるため、料理に時間を割きたくない方に向きます。

直火式でも、ふたを外せば普通の深鍋として使えますし、ガラスぶたが付属するモデルなら日常の煮物や下ゆでにそのまま使えます。「圧力専用」にしないことが、結果的に活用度を高めます。

おすすめ商品

1

自動メニュー豊富な多機能型

アイリスオーヤマ PMPC-MA2-B(2.2L)

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

アイリスオーヤマ PMPC-MA2-B(2.2L)

画像: Yahoo!ショッピング

こんな人向け献立を考える負担を減らしつつ、低温調理や無水調理まで幅広く試したい方に向いています。

メリット

  • 自動メニューが69種類と多く、材料を入れて選ぶだけで加圧から仕上げまで進む
  • 低温調理や温度調理に対応し、圧力調理以外の出番を作りやすい
  • ガラスふたが付属し、鍋モードで煮込みや卓上の料理にも転用できる
  • レシピブックが付くため、購入直後から作れる料理を探しやすい

気になる点

  • 2.2Lのため調理できる量は2〜3人分が目安で、大量の作り置きには手狭
  • 内ぶた・パッキン・つゆ受けなど洗うパーツが分かれ、片付けの手数は鍋より多い
  • 本体を常設する前提のサイズで、蒸気の逃げ道を含めた設置スペースが必要

電気圧力鍋の便利さを一台で広く体験したい方に合う多機能モデルです。自動メニューの数と低温調理への対応が特徴で、レビューでも「圧力以外の使い道があるので稼働率が高い」という評価が見られます。容量は2.2Lなので、少人数世帯や作り置きを小分けにする使い方が前提になります。

価格・在庫はAmazonの商品ページでご確認ください

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定番構成の自動メニュー機

アイリスオーヤマ KPC-MA2-B(2.2L)

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

アイリスオーヤマ KPC-MA2-B(2.2L)

画像: 楽天市場

こんな人向けカレーや角煮など定番の圧力料理を自動で任せたい、電気圧力鍋の入門機を探している方に向いています。

メリット

  • 65種類の自動メニューを搭載し、よく作る煮込み料理はメニュー選択だけで完結する
  • 加圧・保温・予約といった基本機能がそろい、帰宅時間に合わせた調理計画を立てやすい
  • ブラックの落ち着いた外観で、キッチンに出しっぱなしでも馴染みやすいという声がある

気になる点

  • 2.2Lクラスのため、4人分以上をまとめて作るには容量が足りない場面がある
  • 本体は丸洗いできず、汚れは拭き取りでの手入れが基本になる
  • 加圧・減圧の時間を含めると、表示された調理時間より全体は長くかかる

電気圧力鍋らしい「ほったらかし調理」をしっかり押さえた構成です。自動メニュー中心で使う想定なら不足を感じにくく、口コミでも肉のやわらかさに満足する声が多く見られます。多機能さより、定番料理を確実に自動化したい方に合うモデルです。

3

2WAYでシンプルに使える

アイリスオーヤマ PC-MA2-W(2.2L)

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

アイリスオーヤマ PC-MA2-W(2.2L)

画像: 楽天市場

こんな人向け機能を絞って操作を分かりやすくしたい方、圧力鍋と卓上鍋を一台で兼ねたい方に向いています。

メリット

  • 自動メニューを6種類に絞っており、操作画面が分かりやすく迷いにくい
  • ガラスふたに替えれば通常の電気鍋として使える2WAY仕様で、鍋料理や煮込みにも使える
  • ホワイトの外観でキッチンに置いたときの圧迫感が出にくいという感想がある

気になる点

  • 自動メニュー数が少ないため、幅広いレシピを自動化したい人には物足りない
  • 低温調理など上位モデルにある調理モードは備えていない
  • 2.2Lの容量制限は他の電気圧力鍋モデルと同様で、大量調理には不向き

多機能モデルの機能をすべて使いこなす自信がない方にとっては、むしろ扱いやすい構成です。圧力調理は定番メニューで十分、あとは卓上鍋として使いたいという用途にはよく噛み合います。逆に低温調理や自動メニューの幅を求めるなら、上位モデルを検討したほうが満足度は高くなります。

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タイマー付き直火式4.5L

ティファール クリプソ ミニット パーフェクト 4.5L

ティファール(T-fal)

ティファール クリプソ ミニット パーフェクト 4.5L

画像: 楽天市場

こんな人向け火加減を自分で管理しながら、2〜4人分をしっかり作りたい方に向いています。

メリット

  • 4.5Lの容量で、塊肉や下ゆで、まとめ作りにも対応しやすい
  • ワンタッチでふたを開閉でき、着脱の動作が分かりやすい
  • タイマーとガラス蓋が付属し、加圧時間の管理や普通の鍋としての使用がしやすい
  • IH・ガス火の双方に対応し、引っ越しで熱源が変わっても使い続けやすい

気になる点

  • 加圧中の火加減調整はユーザー側で行う必要があり、コンロから長時間離れにくい
  • 電気式のような予約・保温の自動化はできない
  • ふたに機構があるぶん高さが出るため、収納スペースの確認が必要

直火式の強みである加熱の速さと容量を確保しつつ、タイマーで時間管理を補助してくれる構成です。レビューでは開閉のしやすさと手入れの簡単さを評価する声が多く見られます。料理の工程を自分でコントロールしたい方、4人分までを視野に入れたい方に適した一台です。

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圧力と通常鍋の2in1

ティファール クリプソ ミニット デュオ 4.2L

ティファール(T-fal)

ティファール クリプソ ミニット デュオ 4.2L

画像: 楽天市場

こんな人向け圧力鍋を特別な道具にせず、普段の鍋としても日常的に使いたい方に向いています。

メリット

  • 圧力鍋と通常の鍋を切り替えて使える2in1仕様で、出番を作りやすい
  • ワンタッチ開閉で、片手がふさがりがちな調理中でも扱いやすいという声がある
  • IH・ガス火に対応し、4.2Lで2〜4人分の煮込みに使いやすいサイズ感
  • ルージュの外観でキッチンに出したままでも様になる

気になる点

  • 自動調理には対応せず、加圧のタイミングと火加減は手動で管理する
  • 付属品や保証の内容はモデルにより異なるため、メーカー公表の仕様をあらかじめご確認ください
  • 電気式と違い、外出中や就寝中に調理を進めることはできない

「圧力鍋を買ったのに使わなくなる」という失敗を避けやすい設計です。通常鍋として日常使いしながら、時短したいときだけ圧力に切り替えるという運用ができます。キッチンの鍋を増やしたくない方や、直火の火力を活かした調理を続けたい方に向いています。

比較まとめ

用途別に整理すると、選ぶ方向性は次のように分かれます。

平日の夕食づくりを自動化したいなら電気圧力鍋です。なかでも自動メニューの数と調理モードの幅を重視するなら PMPC-MA2-B、定番の煮込みを確実に自動化できれば十分なら KPC-MA2-B、操作をシンプルにして卓上鍋も兼ねたいなら PC-MA2-W という並びになります。いずれも2.2Lで、2〜3人分が目安です。

4人分やまとめ作りを視野に入れるなら直火式です。容量とタイマーによる時間管理を求めるなら クリプソ ミニット パーフェクト 4.5L、普段使いの鍋と兼用して収納を増やしたくないなら クリプソ ミニット デュオ 4.2L が候補になります。

キッチンに家電を増やしたくない場合も直火式が有利です。逆に、コンロの前に立つ時間を減らしたい予約して帰宅時に完成させたいというニーズがあるなら、電気式でなければ実現できません。この2点のどちらが自分にとって重要かを先に決めると、候補は自然に絞れます。

よくある質問

電気圧力鍋と直火の圧力鍋では、調理にかかる時間はどちらが短いですか。

「加圧している時間」だけを比べると大きな差はありませんが、鍋全体が温まって圧力がかかるまでの昇温時間は、コンロの火力を使う直火式のほうが短くなる傾向があります。一方で電気圧力鍋は、加圧後の減圧や保温まで自動で進むため、キッチンに立っている時間は短くなります。トータルの所要時間より「自分が拘束される時間」で比べると判断しやすくなります。

2.2Lの電気圧力鍋は何人分くらい作れますか。

圧力鍋は満水容量まで入れられず、食材と水分は容量の2/3程度が目安とされます。そのため2.2Lモデルの実質的な調理量はおよそ1.5L弱で、カレーや煮物なら2〜3人分が現実的なラインです。豆類など加熱中に泡立つ食材はさらに少なめに入れる必要があります。4人分を一度に作りたい場合は、4L台の直火式のほうが余裕があります。

電気圧力鍋があれば直火の圧力鍋はいらなくなりますか。

用途によります。煮込みや下ゆでを自動で任せたいだけなら電気式で完結しますが、炒めてから煮る、最後に煮汁を強火で煮詰めるといった火力を使う工程は直火式のほうが扱いやすいです。また大容量が必要な場合や、キッチンに家電を常設したくない場合も直火式が残ります。「自動化したい料理」と「自分で火加減を見たい料理」の比率で決めるのが現実的です。

手入れが楽なのはどちらですか。

洗うパーツの点数でいえば、鍋とふただけで済む直火式のほうが簡単です。電気圧力鍋は内鍋に加えて内ぶた、パッキン、蒸気口、つゆ受けなどを分けて洗う必要があり、本体は水に浸せないため拭き取りで対応します。ただし慣れれば数分で終わるという声も多く、毎回の調理で得られる手間の削減と天秤にかけて判断するとよいでしょう。どちらもパッキンは消耗品で、定期的な交換が前提です。

IHでも使えますか。電気圧力鍋は熱源を選びますか。

電気圧力鍋は本体にヒーターを内蔵しているため、コンロの種類に関係なくコンセントがあれば使えます。直火式の圧力鍋は熱源への対応が製品ごとに決まっており、今回取り上げたティファールの2モデルはIH・ガス火の双方に対応するとされています。ハロゲンヒーターなど特殊な熱源で使う予定がある場合は、メーカー公表の対応熱源をあらかじめご確認ください。

まとめ

電気圧力鍋と直火式圧力鍋の違いは、性能の優劣ではなく「誰が火加減と時間を管理するか」という役割分担の違いです。自動化を優先するなら電気式、火力と容量を優先するなら直火式、という軸で考えると迷いにくくなります。

次の3点を順番に決めてみてください。ひとつ目は、よく作る量が2〜3人分か、4人分やまとめ作りかという容量の線引き。ふたつ目は、調理中にキッチンに立てるかどうか(立てないなら電気式の予約・保温が効いてきます)。三つ目は、家電を常設するスペースがあるか、それとも鍋として収納したいかという置き場所の問題です。

この3点が決まれば、本記事で紹介した5モデルのうちどれが候補に残るかは自然に見えてきます。最終的な仕様や付属品の内容は製品ページとメーカー公表値をあわせてご確認のうえ、ご自身の生活動線に合う一台を選んでみてください。